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シーン6「スピナー・テイクオフ」:シド・ミードが描いた発光するオブジェの末路

シド・ミードの描いた2つのオブジェ

シド・ミードが描いたリドリーヴィルのプロダクションスケッチには、ブックストアの壁面に特徴的なオブジェが2つ描かれています。

シド・ミードのプロダクションスケッチに描かれている2つの特徴的なオブジェ、発光するシリンダーとスフィア
左端にチラリと見えるブルーのオブジェはチュウの眼工房の入り口

残念ながら映画ではこの二つのオブジェは再現されず、「TOSHIBA」の看板に置き換えられています。

映画で描かれたリドリーヴィル
画像左端に「TOSHIBA」の看板が見える。

しかし、このシド・ミードの発光するオブジェが元になったのではないかと思わせるものが映画版リドリーヴィルに登場します。
それは、巨大なダクトとチュウの眼工房のシンボルマークです。

発光するシリンダーは巨大なダクトになった!?

まず一つ目は巨大なダクトです。
映画版リドリーヴィルのブックストアの壁面には巨大なダクトが取り付けられています。

映画版リドリーヴィルに登場する巨大なダクト(画面中央)

写真ではビルの右壁面にダクトが見えますが、左壁面の同じ位置にも同じダクトが存在します。
このダクトは、シド・ミードの描いた発光するシリンダーを上下逆にしたものではないでしょうか。
設置されている場所もシド・ミードのイラストと同じで手前から三本目の柱の側面です。

シド・ミードのイラストでも、発光するシリンダーは手前から三本目の柱の側面に描かれている。

もともとシド・ミードの発光するシリンダーだったものは、強度の問題から上下逆さまになり、技術的な問題から発光しない単なるダクトになったのではないでしょうか。この憶測は当たらずとも遠からずだと思っています。

眼工房のシンボルマークの元ネタは発光するスフィアか!?

次はチュウの眼工房のシンボルマークです。
チュウの眼工房の入り口には眼球をイメージしたようなシンボルマークが設置されています。

眼工房の入り口にあるシンボルマーク

眼工房のシンボルマークの元ネタが発光するスフィアとするのは少し乱暴かもしれません。
しかし、シド・ミードの発光するスフィアがチュウの眼工房の右横に描かれていることを鑑みると、ミードはこの発光するスフィアを眼工房のシンボルとして描いたのではないかと推測することもできます。
だとすると、この発光するスフィアが眼工房のシンボルマークの元ネタだとしてもおかしくはないかもしれません。

完全再現!発光するシリンダーとスフィア

さて、「ブレードランナー・ホワイトドラゴンカット5」ではシド・ミードの描いたこの特徴的な2つの発光するオブジェを再現します。

発光するスフィアの下半分には落書きをしたりステッカーを貼って映画版リドリーヴィルの要素をミックスしました。

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