誰も見たことのないトランスフォームする瞬間の映像
映画「ブレードランナー」に登場するポリス・スピナーには走行形態と飛行形態の2つの形態があります。走行時に前輪の上部にあるホイールカバーが飛行時にはホイール全体を覆い隠す様にホイールの横に移動します。

しかし、残念なことにポリス・スピナーが走行形態から飛行形態にトランスフォームする瞬間を映した映像は存在しません。
おそらく、プロップもミニチュアもホイールカバーを取り外して付け替える方式になっていて、実際にトランスフォームする様には作られていなかったのだと思います。
ないなら作ってしまえ!
しかし、ブレードランナーファンならトランスフォームするスピナーを見たいという願望があって当たり前です。なにより僕も見てみたい!
そこで、ホワイトドラゴンカット5ではトランスフォームするスピナーを再現します。
ポリス・スピナーの3Dモデルは以前Blenderで作ったものがあります。今回はこの 3Dモデルにトランスフォームのギミックを組み込んでいきます。
実際にホイールカバーを動かしてみました。

やってみてわかったのは、単にホイールカバーを横に移動させただけではタイヤと干渉してしまうということ。
カバーを移動する前にタイヤをフェンダー内に格納する必要があります。
スピナーのフェンダーは球体を半分に切り取った形状をしていて、すっぽりとダイヤを格納することができます。
しかし問題なのは、どの様な方法でタイヤがフェンダー内に格納されるのかということです。
考えられるのは次の2つです。
Aが斜めに一直線でタイヤを格納する方法なのに対し、Bはタイヤが一旦上に上がりその後フェンダーに格納されるという2段階の方法をとっています。ギミックとしてはBの方が見応えがあると思うのですが、さてさて真実は如何に?
<次回に続く>