映画で再現されなかったシド・ミードの描いたチャイナタウンをCGIで完全再現!
メイキングのパート2です。
今回からCGIの作成をスタートします。
OSMからBlenderにビルディングの実寸データをインポート
BlenderにはOSM(オープンストリートマップ)から建物や道路のデータをインポートするための「Blender OSM」というアドオンがあります。このアドオンを使ってシド・ミードのチャイナタウン・スケッチの元となったワーナーブラザース・スタジオの野外撮影場所のビルディング・データを実寸でインポートします。
Googleストリートビューのテクスチャーデータをビルデータにマッピング
次にGoogleストリートビューから野外撮影所のビルのテクスチャーをコピーし、Blenderのビルデータにマッピングします。
今回ビルディングにマッピングしたテクスチャーは、あくまでも窓、柱やショップを作り込む際にそれぞれの位置を決めるための仮のテクスチャーです。そのため厳密な精度は求めなかったのですが、いざマッピングしてみとOSMのビルディング・データの壁の凹凸とテクスチャの壁の凹凸とがぴたりと合うことに驚きました。
いやはやストリートビューの画像もOSMのビルディングのデータもすごい精度です!
カメラをシド・ミードのスケッチと同じになるように設置、アルマジロ・バンと照明を置いてテスト・レンダリングしてみました。
メイキング・ビデオ
メイキング・ビデオをアップします。