ファンエディットの大先輩シュウさんが現在編集に取り組んでいるのが「スターウォーズ帝国の逆襲 日本語吹き替えオリジナル劇場版」です。
これは1981年に日本で公開された際に作られた日本語吹き替え版で、ルークの声を奥田瑛二、ハン・ソロを森本レオが吹き替えるという非常にレアなもので(おそらく)DVDやBlu-rayでは入手困難なバージョンです。
シュウさんはこのレアなバージョンをFull-HDで復活させるというまたまたハードコアなプロジェクトを立ち上げられたわけです。
今回光栄なことに、この作品の冒頭に流れるスクローリング・テロップ(スターウォーズのロゴと物語の背景となるストーリが手前から奥に向かって流れる、あの有名なやつです)を僕が作らせていただくことになりました。
今まで知らなかったのですが、この日本語吹き替え版とその後に作られたものとでは日本語のテロップの文章が全く違うんです。
例えば、「暗黒卿」が「悪の化身」になっていたり、「探査ドロイド」が「偵察ロケット」になっていたりと時代を感じます。
あえてそこも当時のものを再現するあたりに、シュウさんの大きなこだわりが感じられます。こういうの大好きです。
さて、今回の制作に当たっては元となる素材をシュウさんからご提供いただき、「Adobe After Effects」の3Dレイヤーを使って作成しました。
メイキング・ビデオです。
今回、このスクローリングテロップを作成して発見した事が一つあります。それはテロップの移動スピードについてです。
物語の背景となるストーリーのテロップ部分は手前から奥に向けて、3D空間を定速度で移動しています。ところが、スターウォーズのロゴは最初はゆっくりと移動し徐々に早くなるという動きをしているんです。これはロゴを視聴者にしっかりと見せようという工夫だったのではないかと思います。
まあ、そのおかげで作成に当たっては新たなロゴをオリジナルの動きに合わせるのに一苦労しました。
さてさて、僕の作業はここまでです。
シュウさんの情熱によって1981年のオリジナル日本語吹き替え版がFull-HDで甦る日を心待ちに待つことにしましょう。楽しみ楽しみ!
<シュウさんのブログ>
https://ameblo.jp/shuwest/