シド・ミードがブレードランナーのために描いたスケッチのCG再現計画
前回の記事で取り上げた謎の日本語の一部が解明しました。
まず、「香水」ではないかと推測していた電照看板
よく見ると電照の右側、柱の向こうに「JOVAN」という香水ブランドのロゴがちらりと見えています。
これは決定打ですね。間違いなく「香水」です。
さて、問題はこれ以外の3つの電照に書かれている文字です。
映画本編では確認できる画像はなかったのですが、メイキング映像の中に確認できるものを見つけました。
まず、「女の衣類」が確認できます。そして「A」と「ゴ(以下不明)」と続きます。
「A」は何かのロゴマークでしょうか?ひょっとして富士山の絵じゃないよね。
後に続く文字が読み取り不可能な「ゴ」は、「ゴルフ」と続く気がします。ブレードランナーには「ゴルフ」の文字があちこちに登場するので。
けれど、WDCではトリッキーに「ブティック」とすることにしました。「ゴ」は書き方によって「ブ」に似ていなくもない。80年代の日本ではDCブランドブームで「ブティック」が賑わっていた時期でもあります。
3つ目の電照は確認できる映像を見つけることができませんでした。本ビルの元となったシド・ミードのスケッチには「SALON」と描かれているので、「サロン」とすることにしました。
結論、ANACOマートの電照看板は、「香水」「女の衣類」「ブティック」「サロン」の4つとします。

