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    Create Los Angeles in 2019 (11)

    シド・ミードスケッチのマッピング

    シド・ミードの描いた2019年LAのCG再現、ミードの描いたLAの全体像をつかむため、コチラの記事で紹介したRidleyville(実際に作られたLAのセット)の地図にミードのスケッチをマッピングしてみました。

    引っ越したスネークピット

    マッピングして気づいたこと2つ、

    1. (おそらく)ミードは、実物のセットを見てスケッチを描いた。
      ミードのスケッチを見ると、実際のセットどおりにビルが配置されていることに驚かせれます。おそらく、装飾する前のセットを見て、それをベースに2019年のLAを描いたのだと思います。
    2. スネークピットは映画とは別の場所に描かれていた。
      映画では、スネークピットはセットど真ん中の巨大なビル(スネークピットビル)のエントランスの右側面(マップでは下側)に作られています。しかし、スケッチではスネークピットビル左側のビルの奥(カメラ②)に描かれています。この場所は映画ではデッカードがうどんを食べたヌードルバーの辺りです。

    興味深いのは、カメラ①にもスネークピットらしきスケッチがあること。映画では描かれていない女性のショーケースが描かれています。カメラ②との位置関係から、ミードの描いたスネークピットはヌードルバー横のファッションビル(ゾーラが回収されたビル)にあったことが分かります。

    スネークピットビルのモデリング終了

    さてさて、スネークピットビルのモデリングが終わりました(街全体のモデリングを優先し、質感設定は最後にやります)。ミードのスケッチをマッピングする前に完成したためスネークピットは映画セットの位置に配置しています。WDC5のコンセプトからすれば、ここはスケッチで描かれた本来の場所(画面左のビルの奥)に修正すべきなんですね、、、ふぅ〜

    右側面に見えるのがスネークピット(映画セットでの配置)
    チュウの眼工房(シド・ミード版)
    ビル上部はスケッチにないため想像です。古き良き時代と未来が混在するデザインにしました。

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