シド・ミードがブレードランナーのために描いた2019年LAのCG化、現在スネークピットを作成中です。
スネークピットを描いたシド・ミードのイラストは2枚

この内、右イラストの円筒型のショーウインドウは映画で再現されています。

シド・ミードのイラストと比べると、円筒の形状と色が異なります。
さて、シド・ミードのイラストでは上部分に2つ、下部分に一つの円筒形ショーウインドウが確認できます。しかし、この通りにCG化すると、下部分の円筒が歩道をふさいで通行のじゃまになってしまいます。実際の映画ではどう再現されていたのでしょうか?
残念ながら、映画では下部分を映したシーンがなかったのですが、’Edge of Blade Runner’(ブレードランナーのドキュメンタリー番組)のアウトテイク集(そんなものまである所がカルト映画の証拠)の中に下部分を映したシーンがありました。
これを見ると、下部分にも円筒ショーウインドウが配置されていますが、通行のじゃまにならないように出っ張りが上部分のものに比べ少なくなっています。
更に、下部分には円筒形の出入り口があることも判明しました。
WhiteDragonCut5では、円筒の形状と色をシド・ミードのイラストに合わせ、全体のレイアウトは映画のものに準ずることにしました。
映画で再現されなかったシド・ミードのもう一枚のイラストについては、円筒ショーウインドウの右側に配置し、その下部分は僕の創作です。

映画ではショーウインドウ内にマネキンが置かれていましたが、シド・ミードのイラストでは生身の女性が描かれています。WDC5ではシド・ミードのイラストに準じ、ダンサーがポーズをとっています。