SnakePit (4)

    再現、シド・ミードのスネークピット

    Syd Meadがブレードランナーのために描いたスネークピットのCG化、完了しました。

    〈SnakePit〉中央に配置されているダンスステージとカウンター

    ゾーラのスネークダンスシーンでは、もう少しディテールアップしたものにしますが、今回はスネークピットの外から窓を通して内部を映すシーン用なので、ここらへんでOKとします。

    イラストと映画では雰囲気が違う

    このスネークピット、シド・ミードのイラストではもっと綺羅びやかに描かれています。しかし、ブレードランナー本編で描かれたスネークピットは薄暗く靄がかかったものでした。
    CG化にあたっては、店内のレイアウトはシド・ミードのイラストに準じ、雰囲気は映画のものに合わせました。

    まず、シド・ミードのイラストを色調整して映画のものに近づけてみます。

    (左)シド・ミードのオリジナルイラスト (右)映画に合わせて色調整したイラスト

    色調整したミードのイラストと映画のスネークピットシーンの雰囲気にに合わせてBlenderでCG化します。
    ダンサーやバーテンダー等の人間は’Make Human’というオープンソースの人体作成ソフトで作成したもの

    (左)シド・ミードのイラスト(色調整済) (右)CG化したスネークピット

    苦労したのは薄っすらとかかった霞の表現
    当初はスモークをレンダリングしていましたが、時間がかかる割に効果的ではなく、最終的にはカメラからの距離に比例して画像を白くするという擬似的な方法で霞を表現しています。

    カウンターには、映画でデッカードがのんでいたカクテルグラスや、アパートメントでのんでいたショットグラスも配置していますが、暗すぎて全く分かりません。残念

     

     

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