使いたおせるレンダーファーム’RenderStreet’
以前の記事でも書いたレンダーファームについて。
WDCのCGIはBlenderでモデリングと質感設定を行い、レンダリングはレンダーファーム(クラウド上のレンダリングエンジン)を使っています。
従来は’RebusFarm’を使っていましたが、僕のCG師匠の巧さんから’RenderStreet’というレンダーファームを新たに教えてもらいました。
この’RenderStreet’がぶっ飛んでいます。
まず、対応している3Dソリューションが”modo”と’Blender’のみ、3D界のスタンダードともいえる’3D Studio Max’や’Cinema 4D’には未対応
スタンダード対応をかなぐり捨てて、ニッチな’modo’に対応ってところがクレイジーです。(’modo’はモデリングが秀抜らしいので、レンダーファームとの組合せは理にかなってますが)
更にクレイジーなのが料金体系、なんと一ヶ月50ドルで使い放題!
‘RebusFarm’は従量課金だったので、かかる料金を計算しながらMacでのレンダリングと使い分けていました。
‘RenderStreet’ならちょっとしたドラフトレンダリングからフィニッシュまで使い放題です。
環境マッピングを使ってみた結果
さて、現在SnakePit内部を作っていますが(具体的にはカウンターと酒棚に置くお酒のボトルをコツコツと作っている)、ちょっと横道にそれて環境マッピングの検証をしてみました。
環境マッピングというのは、3D空間に配置したオブジェクトの表面に擬似的な周囲環境の映り込みを再現する方法です(Wiki)。
まあ、細かく説明するより画像を見れば一目瞭然
今回はロサンゼルスの夜の街並みの写真を環境マッピング用の写真として設定しました。写真そのものはレンダリングされていませんがビルの壁面や道路に写り込んでいます。
結果、環境マッピングなしと比べて格段にリアル感がでました。環境光って大事なんですね。