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シュウさん編集の「未知との遭遇 究極最長版」は新たな解釈や洞察を得る醍醐味を味わえる最高の体験!

遅ればせながら「未知との遭遇 究極最長版」を視聴しました。
「未知との遭遇 究極最長版」は「ブレードランナー究極試写版」の編集者として著名なシュウさんが2018年にリリースした究極の「未知との遭遇」です。

「未知との遭遇 究極最長版」Blu-ray

本作は、既に公開されている3バージョンの映像に加え、未公開シーン・削除シーンを加えた世界最長の2時間43分の上映時間を誇ります。これまでに公開されたバージョンの中で最長の「未知との遭遇 特別編」(2時間12分)と比べれば、いかに本作に追加されたシーンが膨大かが分かります。

さて、僕なりに本作を視聴して感じたことを3つ書きます。(以下、ネタバレ含む)

  1. ロイの行動に説得力が増した。
    オリジナル版ではUFOを目撃したロイの異常行動のみがフォーカスされていますが、本作では彼以外の人々のUFO目撃後の反応が追加されています。例えば、上司を気にして嘘の報告書を書く警察官や、波風を立てない様にロイに気を使う同僚等です。
    オリジナル版では現実離れしているとも取れるロイの異常行動ですが、本作に追加された他の人々の反応が描かれることで、ロイの一連の行動はUFOを目撃した人々の様々な反応の一つに過ぎないという意味が追加され、現実味が増したと思います。
  2. 世界観に広がりが出た。
    本作には米国政府がUFOに遭遇した航空機の乗客に隠蔽処置を行うシーンが追加されています。オリジナル版ではラコーム博士とロイの二つの物語を中心に描かれ、ふたりの世界の外側があまり見えませんでした。しかし、本シーンが組み込まれたことで世界観がグッと広がったと感じました。
  3. 光と音による宇宙人とのコミュニケーションに感情が加わった。
    本作にはラコーム博士が言語によるコミュニケーションについて講釈を述べるシーンが追加されています。本シーンで彼は「言葉の意味だけではなく、そこに含まれる感情も伝えなければならない」と述べます。
    この台詞が入ったことで、ラストの光と音による宇宙人とのコミュニケーションの中にも、喜怒哀楽といった感情が感じられるようになりました。また、手話によるコミュニケーションの最後が笑顔で締めくくられたことに大きな意味が加えられたと思います。

最後に、今まで見たこともなかったカットが映画本編にきっちり組み込まれ、それにより新たな解釈や洞察を得られる醍醐味を味わえたのは最高の体験でした。
Shuさんのご苦労と情熱に心より敬意を表します。

P.S.
な、な、なんと!シュウさんは現在、あの「デビッド・リンチ版デューン」の「究極試写版」の編集に挑まれています!ブログによるとBlu-rayがついに完成した様です。こちらも必見です!

<シュウさんのブログ> https://ameblo.jp/shuwest/

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