SnakePit (5)

    Syd Meadがブレードランナーのために描いたスネークピットのCG化

    動き出したスネークピット

    前回記事で紹介したSnakePitのCGに、ダンサー、バーテンダーやお客等の人物を配置しました。
    人物の動きを確認するために動画まで一気に作成

    〈SnakePit動画 テストレンダリング〉

    本シーンは、デッカードがスネークピットに入るシーンの前に挿入する予定です(そういう訳で、ステージで踊っているのはゾーラではありません)。

    テストレンダリングなのでサンプル数も少なくノイズがのっています。色調整もしていません。最終盤では高サンプルでのレンダリングと色調整を行います。

    MakeHuman

    今回はじめて挑戦したCGによる人物の制作、モデリングはオープンソースの’MakeHuman’を使用しました。

    オープンソースの人物作成ソフト ‘MakeHuman’

    この’MakeHuman’、「人種」「性別」「年齢」「体重」「身長」等のパラメーターを設定するだけで基本的なモデリングを行ってくれます。顔の特徴を細かく設定したり、豊富なライブラリから衣装、髪型やポーズを設定することも出来ます。
    完成した人物データはプラグイン経由でBlenderにインポート、即利用できます。

    今回はBlenderに取り込む人物が多く、データが大きくなることを防ぐためBlender上でポリゴンを10%まで減らしています。(アップにすると厳しいですが今回のシーンでは何とかなるレベル)

    〈’MakeHuman’ウエブサイト〉

    カーネギーメロン大学のBVHファイル

    人物データに埋め込まれている骨と関節

    人物に動きを付けるのに使用したモーションファイルが、インターネット上でフリーで配布されているBVHファイルです。
    BVHファイルは人物データに埋め込まれているボーン(骨と関節)を制御するためのファイルです。BVHファイルが骨と関節を制御し人物に様々な動きをつけてくれます。

    今回使用したBVHファイルはカーネギーメロン大学がフリーで配布している2,500個のファイルから目的にあったものを選びました。本ファイルは全て実際の人間の動きをモーションキャプチャーで取り込んだものです。

    ステージで踊っているダンサーの自然な動きは、まさにモーションキャプチャーのなせる技ですね。驚きました。

    〈カーネギーメロン大学・モーションキャプチャデータベースサイト〉

    さて、今回行った人物の配置と動きについては、最終版までに若干の調整を行おうと思っています。
    リドリービル作成から横道にそれて作り出したスネークピット内部のCGですが、デッカードがスネークピットに入店するまでのシーンをスネークピット外観シーンも含め作ってしまおうと思います。

     

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