Blade Runner White Dragon Cut > メイキング > WDC in ‘Future Noir’

    WDC in ‘Future Noir’

    前回の日記に書いた「僕を俄然やる気にさせた事件」
    それは、、、

    ポール・M・サイモンの「Future Noir」(2017年改訂版)にWDCについての記述があった!

    Future Noir 日本語版

    僕にとっては聖典ともいえる「Future Noir」、映画「ブレードランナー」の制作現場を追ったドキュメント(書籍)です。プリプロダクション〜撮影〜ポストプロダクション〜公開〜公開後と、時系列に沿って事細かにドキュメントされ、ブレードランナーがどのような経緯、どのような思いでこの世に生まれてきたのかをこれ一冊で知ることが出来ます。

    そもそも僕がWDCを作ろうと思ったのは、「Future Noir」を読んだことに始まります。これを読んで、映画が予算の関係等で当初の構想通りに作られなかったことを知り、「ブレードランナーの本来の姿を見てみたい」と思ったことが最大の要因です(そう、誰かに見せるためではなく、自分が観たかったんです)。

    WDCの編集中には、疑問が出る度「Future Noir」の中を虱潰しに調べ、今や付箋とメモだらけ、カバーはボロボロになってしまいました。

    正に、この”Future Noir”が無ければWDCは存在すらしなかったのです。

    Future Noir 2017年改訂版(米)

    さて、この「Future Noir」ですが、米国では2017年に改訂版が出版されています。続編であるBR2049の情報等、初版が出た1997年以降の情報を本編に新たに追加したものです。
    残念ながら日本での発売はないため(と思う)、電子版を購入しました。
    Google翻訳の力も借りながらなんとか読了、そして驚いたことに、、、

    WDCが載っている!

    たったの数行ですが、、、

    “Leon”s ceiling hanging” was recreated for The White Dragon Cut “Fan Edit” Of Blade Runner.
    (「天井からぶら下がったレオン」はWDCで観ることができるぜ!)

    One notable fan edit ? The so-called “White Dragon Cut”,which you can find for yourself.
    (観るなら「WDC」だ!)

    いささか背負った翻訳で申し訳ないですが、もともと自分自身のために作ったWDCを、ポール・M・サイモンが観るべきファンエディットの一本として紹介してくれたのはとんでもなく嬉しかったわけです。
    それで、、、

    彼に観てもらうためにもWDC5は何としても完成させよう。

    と、俄然やる気が湧いてきました。もちろん全世界のブレラにアンのためにも何としても完成させますよ!

    “Future Noir”にはWDCが縁で友達になったKippleさんの”off-world news!をはじめ、世界のブレラニアンの活動も沢山紹介されていて、これも僕をやる気にさせてくれます。

    White Dragon Cut 5
    シド・ミードの描いたLA再現計画

    コメントを残す

    メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

    CAPTCHA